10月13日(月)


Untitled

先週、コチラの写真展に行って来た。

関東大震災でも、東日本大震災でも
無傷だったという
明治38年建築の木造3階建てのアパート。
惜しくも3年前、106年という歴史に幕を降ろした。

元住民だった方が撮影した写真は、”建築の写真”というわけではなく、
入居者同士で鍋をつっつきあう写真だったり、
洗濯物が中庭に向かって干してある写真だったり、
時代劇に出てきそうな、急勾配な階段で、
入居者同士でおしゃべりしている写真だったりと、
この古い建物の中での日々の生活を、
ありのままに写した写真だった。
たまたまギャラリーに伺った日は、
元住民の方々も在廊されていた日だったので、
106年間、ガスがひかれていなかったとか、
ブレイカーがすぐに落ちるとか、
写真を見ながら、時には建築図面や模型を見ながら、
え〜!!と、ビックリするような貴重な話を、
たくさん聞かせていただいた。
お茶までご馳走になってしまったほど。(笑)

建物が現存していた時に、この目で
見ることができなかったのが、残念だ。